国際基督教大学(ICU)への編入情報
ICUでは、他大学からの編入制度を設けています。
ICUへの編入は基本的には新入生と同じ内容の試験を受験することになります。
受験者に関しては非常にバラエティーに富んでいます。
海外の大学からICUに移ってくる人もいれば、国内の大学から移ってくる人もいます。
大学のレベルもまちまちですので、今現在の大学が入試の結果に影響を与えることは一切ありません。
しかし、編入生の合格率は、一般生に比べると非常に低いです。
これは多くの編入志望者の学力レベルが合格に足りておらず、とりあえず受けてみようという軽い気持ちで臨んでいるからだと思われます。
ICUに編入したいのであればしっかりと学習しましょう。
編入時の在籍年数は、普通は前に所属した大学の年数をそのまま持ち込むことが出来ます。
例えば前の大学に2年間在籍したのならICUへは3年次に編入することが出来ます。
単位に関しては、英語以外の科目がICUの卒業単位として認められます。
上限は1年で30単位です。(つまり前の大学に2年在籍して3年次に編入するのなら60単位まで持ち込める)。
編入後の生活に関してですが、基本的には一般生とはほとんどかわりません。
私のクラスにも編入生がいましたが、カリキュラムも全て同じで、受ける授業も初学年のころはよくかぶっていました。
たまに一緒に飲みに行ったりもしましたが、とてもいい方でICUでの生活を満喫しているようでした。
もともとリベラルアーツの大学でバックグラウンドが多彩な生徒が多いので、編入というのもある種のバックグラウンドなのかもしれません。
しかし、3年次編入でも1年生に必修のELP(ELAの旧プログラム)は受講しないといけないらしく、専門科目とELPの両立が非常に大変そうでした。
また、3年次編入でも、卒業を1年遅らせてICUに3年いる人も多いみたいです。
話を聞くと、ELPのクラスで一番下に入ってしまい、専門の科目がほとんど取れないので、仕方なく一年延ばしたそうです。
もちろん3年次編入で2年できっちり卒業する人はいますが、それは前の大学で専門の科目をある程度学んでいる人であったり、ELPのクラスが一番上で、ある程度履修に余裕がある人に限られるそうです。