ICUのアドバイザー制度とは?



ICUではアドバイザー制度というものを取り入れています。

これは、学生一人一人に先生方がアドバイザーとして付き、学業面での悩みからはたまた恋の悩みまでの相談に乗る制度です。

ICUでは非常に勉強量が多く、また履修方法も多様なため、学生に悩みが生じがちです。

また留学を希望する学生にとっても、留学という一大イベントを目の前にすると「現地での生活」や「渡航先の大学での履修方法」など、いろいろと悩みに尽きません。

 

そこで採用されたのがこの制度で、生徒はいつでも(アドバイザーの都合にもよりますが)相談して悩みを解決する事が出来ます。

ICUの全教員は「オフィスアワー」という時間を必ずとっていて、その時間内は必ず自分のオフィスに滞在し、相談を受け入れていくれます。

(オフィスアワーが無理な場合、メールでのアポイントメントが可能です)

 

 

私にはこの制度は非常にありがたかったです。

というのも、私の興味の範囲が広く、一体何をメインに学習すればいいのかを迷っていた時にアドバイザーの先生が親身に相談に乗ってくれ、非常に有意義なアドバイスをくれたからです。

このアドバイスのおかげで私は本当の自分に気づけましたし、勉強にも身が入るようになりました。

また、私のアドバイザーの先生は人文科学系の先生だったのですが、私にとっては全く未知の分野だった文学や文学史の世界を面白く教えてくれて、自分の世界が一気に広がりました。

さらに、私のアドバイザーはものすごくいい先生で、定期的に自宅でのパーティーに招待してくれ、そこでいろいろな人と交流をすることができました。

私のICU生活はこの制度によってかなり充実した気がします。

 

 

しかし、人によってはこのシステムはあまりうまく働かないことがあります。

私の友人のアドバイザー(恐らく外国人教員)はかなり適当に履修相談に乗るタイプで、非常に腹立たしかったと聞きました。

やはり人間同士ですから、向き不向きというものはどこにでも存在します。

これは仕方のないことでしょう。

この様な状況に備えICUではアドバイザー変更届を出せばアドバイザーを変えられるようになっていますから、もし自分のアドバイザーが合わないと感じたら遠慮せずに変えちゃいましょう。

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