ICUと早稲田大学国際教養学部の比較



ICU受験生の併願先で人気なのは早稲田大学の国際教養学部です。

早稲田の国際教養の教育システムはICUに非常に近いとされています。
このページではICUと早稲田大学国際教養学部を比較してみようと思います。

両方に合格してどちらに進学しようか悩んでいるという方は参考にしてみてください。

 

教育システム

まずは両校の教育システムを比較してみましょう。

ICUと早稲田大学国際教養学部では、入学してから英語の徹底的なトレーニングを受けるシステムは同じです。ただし次の点でI違いがあります。

① 授業がすべて英語である事+留学が必須であること
ICUは約3分の1の授業が英語開講になっていますが、早稲田大学国際教養学部はほとんどの授業が英語開講になっています。また、1年間の留学が義務なのも相違点になります(ICUでは留学は選択制です)。

② 専門性
ICUはこのサイトで紹介している通り、入学者は全員アーツサイエンス学科という所に所属し、1,2年でさまざまな分野の入門科目、基礎科目を履修して行く中で自分の「やりたい事」を見つけ、2年生の終わりに「メジャー選択」というものをします。この選択したメジャーが他の大学で言う「専攻」に相当します。
選べる専攻は30ほどあり、音楽から情報科学まで非常に多様な学びが可能です。

しかし、早稲田大学国際教養学部では自分のメジャーを決めるという事はしていません。
さまざまな分野の科目を履修するだけで卒業をしていきます。
つまり自分の専門性の明確性という意味ではICUの方がハッキリとしています。

また、開講している科目の分野はICUの方が圧倒的に多様です。

③ 必修科目

ICUでの唯一の必修科目は「キリスト教概論」という授業のみです。
しかし、早稲田大学国際教養学部では、統計学、情報処理、第二外国語、が必修の科目になっています。
私の個人的な印象ではICUは真の意味での「教養」、早稲田では「ビジネス」に重点を置いた「教養」を目指しているのかと思います。

入試

ICUの入試は完全に我が道を行くものとなっております。
(詳しくはICUの入試は特殊から)
ですから、対策は非常に立てにくいです。

早稲田大学国際教養学部は、英語、国語、世界史など、オーソドックスな試験内容になっています。
難易度は高いですが、対策は立てやすいと思われます。

ロケーション

ICUは東京都の三鷹市という所の端っこに位置しています。
周りには何もないです。
あるのは『自然』です。
(ただ、となりが吉祥寺なので買い物やコンパには困りません。)

早稲田大学国際教養学部は新宿にありますので、周りにはお洒落なお店やレストランなど遊び場がたくさんあります。

 

雰囲気

これは完全に私の主観になりますが、両校の雰囲気を比較すると
ICU=変人が集まる場所
早稲田大学国際教養学部=真面目な国際人を目指す学生が集まる場所

となります。

もちろんICUには真面目な国際人を目指す学生はいますが、卒業後に放浪の旅に出たり、農業で起業したり、よくわからない言語を真剣に研究したりと人生のレールから外れる人はICUの方が多いかと思います。

(ただ、両校の就職状況はどちらもとても良いことを付け加えておきます)

また、学園祭は圧倒的に早稲田の方が楽しいです。

ICUの学園祭はおそらく関東でワースト3に入るショボさです。

他にもいろいろと比較できる所はあるかもしれませんが、今回はこの辺りで。

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