ICUでは滅多に授業が休講にならない
ICUはとっても教育に力を入れています。
入れすぎていると言っても過言ではないくらいです。
その証拠に、ICUでは授業が滅多に休講にならないのです。
普通の大学では、台風が強くなると簡単に休講になりますよね。
しかし、ICUでは「身の回りに十分気をつけて登校してください」というなんとも無慈悲な一文が公式ページに掲載されます。
ICU生はこれを見て
「やっぱり」
と、雨の中いつも通りに通学していきます。
もちろん、通学したら本当に危ない場合は欠席しても問題はありません。
次の授業の際に「台風で来られませんでした」と申請すれば、欠席扱いではなくなります。
また、2011年の東日本大震災の直後、関東圏の多くの大学は、安全の確保から授業の開始を6月に延期しました。
しかし、ICUは普通に4月に授業を開始しました。
噂によると、この決定にはICUもかなり悩んだようで、ギリギリまで決断を延ばしたようです。
ICUには生物や化学の先生もいらっしゃいますから、そのような専門家たちと意見を交わし、最終的に4月スタートを決定したようです。
ICU生もこの時ばかりは
「ついにICUさえも授業を延期するか」
と、感心を持っていましたが、4月開始の知らせを受け
「やっぱり」
と、普通に新学期を始めました。
「学生にしっかりとした教育の機会を」
という信念を貫いているICUの教育方針が感じられるかと思います。